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いつもお世話になっています。

札幌中央卸売市場の

青果(野菜、果物)仲買、

木内商店のカズです。

本日7月14日に書いておく

ことは・・・

まぁ、今年の夏の傾向です。

 

題して

 

恐怖?!市場の怪談

 

ということで書きます。

 

 

今年の初夏から、

ここまで、お客さんより

 

『今年はなんでも
高くないか』

 

と耳にすることが

多くなりました。
(決して幻聴や
空耳ではないのです)

 

 

たしかに、

いつもの年なら品物が

増えて相場が安くなる

タイミングがあるのに、

安くならない、

安くなったとしても例年の

ような相場下落ではない、

 

そのくせ、

色々な品物に爆発的な

価格上昇が頻発する。

 

何故、どうして!!

 

こんなところでしょうか?

 

 

今年の傾向は、兎に角

“引き合いの強さ”です。

 

たとえば、今年は

九州地区が度々の

豪雨により大きな

被害を受け野菜の

収穫に大きな影響が

生じています。

 

   ↓

通常、九州の野菜を

使用している関西圏の

市場が野菜の不足から

東北や北海道の野菜を

多く使いだします。

 

これだけで、答えに

なってしまいますが、

現実は、その他色々な

要素が絡みます。

 

 

更に別の目線から言えば、

 

北海道が暑くなり、

野菜果物の収穫が

通常であれば有り余り

相場が暴落する時期に

突入してきているのに

 

“有り余るほどは無い”


引き合いが強くて
他の市場に品物が
逃げるので
大きな入荷が無い

のです!!

 

単純ですが答えは

これしかありません。

 

自然が相手、
(そこの畑に野菜果物が
あっても遠く離れた畑には
本来あるはずの
作物が無い)

これにつきます。

 

『今年はモノが高いな』

 

冒頭の言葉と同様に、

最近は度々聞きますが

 

結局は言った本人も

当たり前に

よく知っている事情

ですね。

 

野菜、果物が少ない

のだからたまたま多く

入荷したところで安い

相場を作ると次の

品物が続かない

(例年なら品物が
有り余る
ので通用する)

 

改めて文章に

してしまうと関係者と

しては怖いですね。

 

 

(∴`┏ω┓´)/やっと
怪談になったな!
ご苦労さん
お化けはでなかったな!

 

 

以上、品物が無いと
絶望し
恐怖してしまう

人種(市場関係者向け)

の怪談でした。

 

 

ではでは北海道、

札幌のカズでした。